日本語字幕とは

耳の不自由なかたが邦画を楽しめるよう、映画に字幕をつけて上映をおこなっています。

邦画につける日本語字幕は、画面の中のセリフやさまざまな音を文字に書き起こしたものです。洋画の字幕とは異なる部分も多くあります。洋画ではセリフなどにしか字幕はつきませんが、邦画につける日本語字幕は必要と思われる音の情報を字幕にします。
たとえば、
「車の発進音」=ブブゥー
「ドアの開閉音」=ギー、バタン
「ヒールで歩く音」=カッカッカッ
「音楽の表現」=チャカチャチャカチャジャンジャカジャンジャカ陽気な音楽パッパージャジャーンなど。

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ボランティアの紹介

  1. 活動内容
    活動は映画上映日の約4ヶ月前から開始し、1週間に1回程度集まって、字幕の確認や、時間間隔データ作成をおこないます。字幕用の文字データ制作などは自宅作業がほとんどです。
  2. メンバー
    メディアテーク主催の「日本語字幕制作ワークショップ」を受講されたかたがたです。年齢層も20代から50代と幅広く、学生から社会人まで職種もさまざまです。

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日本語字幕ができるまで

  1. ミーティング
    字幕を制作するために、ボランティア同士があつまってミーティングをおこないます。
    決める内容は、
    1. 表記を統一する
      主人公をどのように表すか、男女の区別をどうするかなど
    2. スケジュール
      字幕を制作するため必要な作業のおおまかなスケジュールを立てる。
  2. 字幕制作
    メディアテークで制作する字幕は専用のフリーソフトを使用します。
    そのソフトで字幕を完成させるには以下の3つのデータが必要になります。
    1. 文字(字幕の文章)
    2. 時間(字幕が表示される間隔)
    3. 位置(字幕が表示される位置)
    この3つのデータを順次制作していきます。
  3. モニター
    耳の不自由なかたに制作した字幕を見ていただき、意見などを伺います。 それを参考に、修正をおこないます。
  4. 完成
    モニターを受けてのデータ修正後、上映に向けての字幕送出の練習、修正を繰り返します。

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お問い合わせ先

せんだいメディアテーク
管理係 バリアフリー担当
電話:022-713-4484
ファックス:022-713-4482
bfu@smt.city.sendai.jp