せんだいメディアテークでは、ヘルシンキ市立美術館の全面的な協力をえて「フィンランドの美術 神話が息づく自然の国」展を開催いたします。本展では、フィンランドの一大叙事詩『カレワラ』に代表される神話をキーワードに、19世紀から現代にいたるまでのフィンランドの美術を紹介します。
19世紀に出版された『カレワラ』は、主にフィンランド東方のカレリア地方で語り継がれてきた神話、英雄伝説、古民謡などを、エリアス・リョンロットが採集しまとめたものです。
この一大叙事詩は、民族的自覚が高まりつつあった当時、フィンランドの人々の魂のよりどころとなり、フィンランドの文化に深い影響を与えてきました。
現在のフィンランドは、高度情報化社会の最先端に位置する国へと変貌しています。人々の生活は大きく変化し、自然に対する考え方・感じ方も大きく変化したと思われます。
しかしその一方で、フィンランドの人々はなお自然に対して強い愛着をもっているようにも見受けられます。事実、現代美術の作品のなかにも、自然のなかに息づく神話的な要素と民族の遠い記憶を表現したものがあります。
本展では、フィンランドの国民的画家といわれるアクセリ・ガッレン=カッレラの代表作を含む89点の作品を通じて、フィンランド文化の根底にある自然観や世界観をさぐります。
会場 | せんだいメディアテーク5階ギャラリー3300 |
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日時 | 2004年3月14日日曜日から2004年4月11日日曜日まで 10時から19時まで(入場は18時30分まで) |
観覧料 | 一般600円(500円)/高大生400円(300円)/中学生以下無料 括弧内は20名以上の団体料金 豊齢手帳、身体障害者手帳などをお持ちのかたは半額 |
託児サービス | 講演(3月14日分)と展示(3月16日分)をご覧いただくために、 託児サービスを用意しています(事前申込制)。 |
主催 | せんだいメディアテーク、朝日新聞社 |
協賛 | コネ・コーポレーション、フィンランド美術交流基金 |
後援 | フィンランド大使館、フィンランドセンター |
特別協力 | ヘルシンキ市立美術館、山口県立美術館 |
企画協力 | トランスフォーム株式会社 |
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