せんだいメディアテークをはじめて訪れた際の印象です。この夏の特別企画「smtサマーミュージアム」の一環として8月2日に、小さなコンピュータ「クリケット」をつかったおもちゃづくりのワークショップがメディアテークで開催されました。 このワークショップは、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT)が開発した乾電池で動くコンピュータ「クリケット」とモーターやセンサー、さまざまな身の回りの素材を組み合わせて、コンピュータじかけのおもちゃをつくるワークショップです。これは私たちCAMPが、京都で定期的に開催してきたワークショップをせんだいメディアテークでもぜひということで、今回はじめて開催していただくことになったのです。1階エントランス近くのスペースを使って、小学生を中心に約20名の参加者が集まっ たこのワークショップでは、参加者だけでなく、メディアテークを訪れた多くの人々が少し立ち止まっては、大型スクリーンに映し出されるこどもたちの様子をながめていました。行き交う人々の流れと、ワークショップに集中するこどもたち。笑いながら、布や綿や廃材など、いろいろなものを切ったり、はったりしているこどもたち。コンピュータとにらめっこしながら、プログラムをつくっているこどもたち。そして、小学生のお兄さんお姉さんたちが何をつくっているのか、たまらなくなって近づいてのぞきこむ幼いこどもたち。遠くから、エスカレーターの踊り場から、不思議そうにながめているおとなたち。
ガラス越しにさわやかな光が差し込む建物の明るさもさることながら、多くの人々が集まるせんだいメディアテークというコミュニティそのものが持つ、明るく、あたたかで活気のある雰囲気がすごく印象的でした。またぜひワークショップ開催のお手伝いにうかがえる機会を楽しみにしています。