せんだいメディアテークは、図書館、市民ギャラリー、映像ライブラリー、目や耳が不自由なかたのための情報提供の4つの役割をあわせ、つないでいくことで「メディアテーク」という、情報社会に対応した生涯学習のための新しい場を生み出すことを目指し、2001年1月に開館しました。 このたび、開館10周年という節目の年に、地域における創造的で文化的な表現活動のための環境づくりに特に功績のあった公共文化施設を顕彰する地域創造大賞(総務大臣賞)を受賞しました。これを記念し、1994年の設計協議を端緒とするメディアテーク建設の中心メンバーであり、その後も運営に深く関わってくださった方々をゲストに招き、当館の活動を振り返るとともに、これからの公共文化施設のあり方について、みなさんとともに考えるトークセッションを開催します。
- 伊東 豊雄
(伊東豊雄建築設計事務所代表/せんだいメディアテーク設計者) - 1941年京城市(現・ソウル市)生まれ。65年東京大学建築学科卒業。71年アーバンロボット設立。79年伊東豊雄建築設計事務所に改称。近作に「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「座・高円寺」など。現在、「今治市伊東豊雄建築ミュージアム(仮称)」、「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などのプロジェクトが進行中。日本建築学会賞作品賞、ヴェネツィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、王立英国建築家協会(RIBA)ロイヤルゴールドメダル、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞など受賞。
- 桂 英史
(東京藝術大学大学院映像研究科教授/せんだいメディアテークコンセプトブック著者) - 1959年生まれ、長崎県出身。図書館情報大学大学院修了。専門はメディア論研究。現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。主な著書等として、『インタラクティブ・マインド』(NTT出版)、『人間交際術』(平凡社新書)、『東京ディズニーランドの神話学』(青弓社)、『司馬遼太郎をなぜ読むか』(新書館)、『デジタルフィルム・メーキング』(マイク・フィギス著・共訳・フィルムアート社)などがある。
- 奥山恵美子
(仙台市長/元せんだいメディアテーク館長) - 1951年生まれ、秋田市出身。1975年、仙台市職員に採用され、93年~同市市民局生活文化部女性企画課長、01年~教育局生涯学習部参事(財団法人仙台ひと・まち交流財団メディアテーク館長)、03年~市民局次長、05年~仙台市教育委員会教育長、07年~仙台市副市長を歴任の後、 09年8月に仙台市長に就任。
※やむをえず内容に変更のある場合があります。
「せんだいメディアテーク開館10周年事業」について