「芸術は爆発だ!」「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」などCMの名台詞で広く知られる故岡本太郎氏は、おそらく日本でもっとも知られた芸術家だといっても過言ではないでしょう。大阪万博での「太陽の塔」など彼のユニークな作品は、現在の高校生のような若い世代までにも人気ある芸術家ですが、そんな彼が素晴らしい写真家でもあったと聞けば多くの方はもっと驚かれるのではないでしょうか。
本展では、本人の雑誌記事に関連した写真、秋田から沖縄へと到る道中、岡本太郎本人によって撮影された数千カットに及ぶフィルムから、写真評論家飯沢耕太郎氏によって厳選された約170点を展示します。東北から沖縄へと至る岡本太郎の紀行は、一人の芸術家がカメラという道具の不思議な力に誘われた自己の、そして「日本人の根源」を探求する旅でもあったと言えるでしょう。

会場
せんだいメディアテーク6階ギャラリー4200a
会期
2003年5月31日土曜日から6月22日日曜日まで
10時から19時まで(入場は18時30分まで)
料金
一般500円、大学生・高校生300円、中学生以下無料
30名以上は団体料金で100円引
豊齢手帳、身体障害者手帳などをお持ちのかたは半額
主催
せんだいメディアテーク
後援
NHK仙台放送局、TBC東北放送、仙台放送、株式会社宮城テレビ放送、KHB東日本放送、 河北新報社、朝日新聞仙台支局、読売新聞社東北総局、毎日新聞社仙台支局、産経新聞東北総局、 日本経済新聞社仙台支局、仙台リビング新聞社、せんだいタウン情報、DATE FM、ラジオ3
監修
飯沢耕太郎
特別協力
沖縄県、岡本太郎記念館、川崎市岡本太郎美術館
企画協力
(株)浅野研究所
技術協力
キヤノン株式会社
助成
芸術文化振興基金助成事業