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2017年08月15日更新
8/11 第1回レポート 自分自身に「聴く」技術
8月11日(金祝)に「青少年のための生きる技術としてのゲージツ学校」第1回を開催しました。
夏休みとはいえ、予定がたくさん入っている高校生のみなさんはとても多忙。
今回は講師のタノタイガさんとのマンツーマンでのスタートとなりました。
ガイダンスで鷲田校長から投げかけられた「聴く技術」によって社会との関わりを考えていく今回のゲージツ学校。
講師のタノタイガさんからこれまで制作してきた多くの作品やプロジェクトをまずはご紹介いただきます。
タノさんのこれまでのアーティストワークのなかで見えてきたことは、個人的な欲求や社会への疑問を入口に、実際の制作やプロジェクトを通じてどのように実社会に介入していったかということでした。タノさんの制作を通じた社会へのアプローチに受講生からは…
「どこまでもグレーな部分を突いていて、コンセプトにキレがある!」
「永遠の少年」
「自分の周りにはお堅い大人ばかりだから、タノ先生のような大人がいないと息苦しい。タノ先生のような大人がいないと世界が歪んでしまうと思う」
などの声があがりました。
後半は、まずは自分自身のことを「聴く」ことをやってみようと、受講生の声に耳を傾けます。
どのような作品やアーティストが好きか?
なぜ、それが好きだと思うのか?
そこから、自分が作品をつくるとしたら という話題になり…
「15歳」だからできる作品があると思う
「一人っ子」、「女であること」、「仙台に住んでいること」などなど
個人的なキーワードが出てきて、自分の外にあるものに目を向ける作業から、徐々に自分の内にあるものを掘り出していく時間となりました。
タノさんからは、次回までに
1.コンプレックスを否定も肯定もせずに自分自身のことを掘り下げてみること
2.参考になりそうな作家のリサーチをしてみること
3.そこから作品やプロジェクトのアイデアを出してみること
が提案されました。
第2回は、講師HUNGER(ハンガー)さんによる「詩」のコースです。
8/18(金)14:00に東北リサーチとアートセンター(TRAC)にて開講します。
ぜひお集まりください。