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報告 2018年08月08日更新
【レポート】第1回公開ミーティングを行いました
今回のてつこの部屋の公開ミーティングでは、中学生や高校生たちが、ふだん考えたり感じたりしていることを、言葉にして伝えてみたり、話しあったりすることができる場をつくるには、どうすればよいのかを考えました。
どうしてこんなことを考えたかというと、「中学生や高校生をはじめとする、若い人たちが、自分の考えを様々な人たちに伝えられる機会って、あまりないのではないか?」と、感じていたからです。
学校では、授業の感想や意見を紙に書いて、先生に提出することがあるかもしれません。でも、学校の先生ではなくて、社会の人たちに伝えるために、自分たちの考えを紙に書いたり、口にしたりする機会は、あまりないのではないでしょうか。
もしかしたら「自分の考えていることなんて、大したことないよ」と感じている人や、「他人の前で自分が書いた文章が読まれるなんて、恥ずかしい」と思ってしまう人もいるかもしれません。でも、どんな人の、どんな言葉にも必ず、夜空の星や月のように、キラリと光るようなものがあるはずです。誰が書いた文章にも、心の中で黙読されたり、声に出して音読されたりする価値があると思います。そして、書かれた言葉と同じように、口に出して話される言葉にだって、耳が傾けられて、誰かに聴き届けられる価値があるはずです。
以上のことをうけて・・・
「中学生や高校生たちが、ふだん考えていることや感じていることを、紙に書いて投稿できるポストをつくってみたらどうか?」
と考えました。そして、
「ポストに入れてもらった意見を掲示して、様々な人たちに見てもらうことはできないだろうか? 」
「掲示された紙をもとにして、中学生や高校生たちで、対話をする場も作れないだろうか?」
といった意見が出されました。
さて、これからの「てつこの部屋」のおおまかな予定です。
・投稿ポストを設置する(10〜12月ごろ)
・ポストを開ける。中学生、高校生から集まった意見や考えを掲示する。(1月)
・掲示してある意見や考えをもとに、中学生、高校生たちで対話(2月)
ちょっとずつかもしれませんが、中学生や高校生たちが、自分たちの意見を伝えたり、話しあったりできる場を、作っていきたいと思います。
次回の公開ミーティングは8月25日(土)14:00-16:00を予定しています。
そこで、投稿ポストに入れてもらう、中学生や高校生向けの「ついつい考えてみたくなる、答えが1つとは限らない問い」や「アンケート」について考えたいと思います。
また、「てつこの部屋」では、一緒に企画を考えてくれる中学生、高校生の参加を募集しています。これを読んで興味を持った中高生の皆さん、ぜひ8月25日(土)の公開ミーティングに、足を運んでみてください。
第1回公開ミーティングの板書